“もう無理”と限界の嫁を救った、スムーズな入所支援
道端で偶然再会したのは、以前担当していた利用者家族のお嫁さんでした。
ご家族は姑の介護が限界に達しており、精神的にも体力的にも追い込まれていました。
しかし、本人は「施設なんて絶対に嫌」と強く拒み続け、在宅生活は危険な状態。
それでも本人の気持ちを尊重しながら、少しずつ話を重ね、家族の負担も聞き取り、医療機関とも連携し、施設側とも細かく調整を行いました。
どちらの思いも否定せず、双方が納得できる形を探し続けた結果、無事に入所へつなげることができました。
そして数カ月後、街中でばったり会ったお嫁さんが、目に涙を浮かべながら「本当に助けられました。あの時、あなたがいなかったらどうなっていたか…ありがとうございました」と声をかけてくださいました。
その言葉を聞いた瞬間、長年続けてきたこの仕事の尊さを改めて感じ、胸が熱くなりました。
竹村生活相談所 : 山中
