定年を過ぎても、ここには“居場所”がある

私たちの職場では、60歳を過ぎても働き続けることができます。年齢を理由に線を引くのではなく、これまでの経験と人生の深みを活かしながら、自分らしく働き続けられる環境が整っています。

訪問看護・訪問介護という仕事は、ただ「ケアを提供する」だけにとどまりません。ご利用者様の人生に寄り添い、住み慣れたご自宅でその人らしく生きるお手伝いをする——そんな深い意味と重みを持つ仕事です。毎日の訪問の中で交わされる言葉や笑顔、時には静かな時間を共有するだけでも、「ここに来てくれてよかった」と感謝の気持ちをいただくことがあります。

年齢を重ねたからこそ見えること、感じられることがあります。人生の節目を多くくぐってきた方々が、そのままの姿で現場に立ち、看護・介護を通じて利用者様の不安をやわらげ、心を和ませていく。その姿は、まさに“人として支える力”そのものです。

この仕事にはやりがいがあります。そして何より、生きがいがあります。「ありがとう」が何よりの報酬であり、自分の存在意義を実感できる瞬間でもあります。

定年は、終わりではなく、新しい働き方のスタート地点です。これからも、年齢にとらわれず活躍できる場として、多くの方が安心して働ける職場であり続けたいと考えています。

訪問看護リハビリステーションかふく:福士